台湾新北市中学校内生徒殺害事件の判決確定―少年法制度見直しの契機(上)

2023年12月、新北市内の中学校において、台湾社会に大きな衝撃を与えた生徒殺害事件が発生しました。報道によれば、事件の発端は、少年Bが他のクラスで雑談をしていたところ、被害少年から「昼休み中なので、ほかの生徒の休憩を妨げないようにしてください」と注意を受けましたことにありました。その後、少年Bはこれに不満を抱き、親しい関係にあった少年Aに不満を訴えると、少年Aは、教室へ向かい、被害少年と口論・揉み合いになった後、あらかじめ所持していた折り畳み式ナイフで首や胸を数回刺しました。その結果、被害少年は重傷を負い、死亡するに至りました。

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洪 士軒(コウ・シケン)

台湾大学社会人教育学院(事業経営法務社会人コース)助教授(元弁護士)、早稲田大学博士(法学)

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