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刑事法

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台湾少年法における前歴記録抹消制度の改正動向

台湾司法院は2026年5月29日、行政院を通じて立法院に少年事件処理法(以下「台湾少年法」といいます。)の改正草案を提出しました。そのうち改正草案第83条の1第1項は、「少年が審理不付又は保護処分不付の決定[1]の確定を受けた後、又は第29条第1項の処分、保護処分若しくは刑の言渡しを受け、その執行が終了し又は恩赦を受けてから3年以内に故意に刑罰法令に触れる行為により再び保護処分又は刑の言渡しを受けなかった場合には、その少年は当該宣告を受けなかったものとみなす。」と規定しています。

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校園

台湾新北市中学校内生徒殺害事件の判決確定―少年法制度見直しの契機(下)

(前回からの続き)
一、少年事件処理法改正の三つの柱
司法院は、今回の法改正について、「被害者と遺族の手続参加」、少年の「仮釈放制度」および「前科記録制度」の三つの側面から制度の調整を行うものであると説明しています。

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校園霸凌

台湾新北市中学校内生徒殺害事件の判決確定―少年法制度見直しの契機(上)

2023年12月、新北市内の中学校において、台湾社会に大きな衝撃を与えた生徒殺害事件が発生しました。報道によれば、事件の発端は、少年Bが他のクラスで雑談をしていたところ、被害少年から「昼休み中なので、ほかの生徒の休憩を妨げないようにしてください」と注意を受けましたことにありました。その後、少年Bはこれに不満を抱き、親しい関係にあった少年Aに不満を訴えると、少年Aは、教室へ向かい、被害少年と口論・揉み合いになった後、あらかじめ所持していた折り畳み式ナイフで首や胸を数回刺しました。その結果、被害少年は重傷を負い、死亡するに至りました。

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刑法改正—無期刑受刑者の仮釈放取消後の収容期間を残刑で区分へ

仮釈放の旧規定は違憲、2年以内の効力喪失を宣告

憲法裁判所は113年(2024年)憲判字第2号判決を下し、旧刑法第79条の1第5項の規定は違憲であると判示しました。当該規定は、無期刑受刑者の仮釈放が取り消された際、理由を問わず、一律に20年または25年の固定残刑を執行すると定めていました。

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法廷のライブ配信に関する法改正と司法院の対応

法改正の成立と政治的背景

2025年6月27日、台湾の立法院において、59票対49票で法院組織法の改正が可決され、法廷の公開放送に関する法改正が成立しました。

この法改正は、2017年に大統領の下で開催された司法改革国是会議の結論の一つである「各界の意見を招集し、1年以内に法廷のライブ配信に関する法律草案を完成させる」との提言を根拠として提案されたものです。これを受けて、台湾民衆党(以下、「民衆党」といいます)は、「公開で透明性のある司法」を推進すべきだとして、「法院組織法」の改正草案を提出しました。

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刑法改正三読会で通過 児童虐待に死刑を導入し重罰化

●社会的背景と「カイカイ君事件」

 近年、相次いで発生している児童虐待事件、特に台北市の男児「カイカイ君」が保育士に虐待され死亡した事件は、社会に強い怒りを引き起こしました。世論は現行法が重大な児童虐待を抑止するには不十分であると広く認識し、立法院(=国会)は2025年7月18日に刑法改正案を第三読会で通過させました。いわゆる「カイカイ法案」と呼ばれる本改正では、刑法第286条の改正及び第272条の1の新設が対象となり、刑罰が大幅に引き上げられました。特に「7歳未満の児童を凌虐の方法で殺害した者は死刑または無期懲役に処する」と明確に規定された点が注目されます。

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台湾の国民法官制度で初の死刑判決

●新北市三重区で発生した殺人事件

2024年、新北市三重区にて殺人事件が発生しました。被告人は妻、義母及びわずか3歳の継子、計3人を相次いで殺害し、更には被害者の財物を窃取、クレジットカードを不正使用するなど、窃盗、詐欺、文書偽造等の罪にも問われました。本件は新北地方裁判所が「国民法官」に基づき国民法官法廷を設置して審理したものであり、事件番号は113年度国審重訴字第7号です。6日間にわたる集中審理を経て、2025年9月16日午後3時に判決が言い渡されました。裁判所は被告人に死刑を言い渡し、公権の終身剝奪を下しました。本判決は台湾において2023年1月1日に国民法官制度が施行されてから、初めての死刑判決であり、制度上重要な意義を有するものです。

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治療目的で保釈中の受刑者による再犯が波紋をよぶ

● 保釈中の逃亡と重大犯罪

2025年6月、新竹監獄(刑務所)に収容されていた江受刑者が、刑務所外治療中、所定の期日までに刑務所に戻らず、その後重大な犯罪を起こし、社会に大きな衝撃を与えています。本事件は、刑務所外治療の管理運用や、関係機関の連携、通報体制における実務上の課題を浮き彫りにしました。

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経済犯の保釈条件違反による逃亡相次ぐ;法務部が制度見直し

● 相次ぐ経済犯の逃亡

近年、台湾では経済犯罪をめぐり、勾留中の被告が保釈条件を破って逃亡する事件が相次いでいます。

2023年10月、國寶集団会長の朱國榮氏は複数のインサイダー取引事件で起訴され、審理中に5億1,700万台湾元の保釈金を納めて釈放されましたが、その後行方をくらましました。

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刑事訴訟法鑑定制度の大幅な改正:手続保障の強化と残される難題

2023年12月1日、立法院(日本の「国会」に相当)において鑑定制度に関する法改正が三読会で可決されました。今回の法改正は、鑑定手続の正当性及び専門性を強化し、従来の法制度の不備を補い、司法の信頼性を高めることを目的としています。改正された点は以下になります。

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